伊坂幸太郎「あるキング」
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作成日時 : 2009/09/19 13:00
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『あるキング』 伊坂幸太郎 徳間書店
弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた王求。両親は彼を野球選手に育てるべく異常ともいえる情熱をそそぐ。すべては「王」になるために。

装丁を味わう暇なく読み始め、「あ、野球の話!」
伊坂作品を一気読みしたのは、何年振りのことだったろうかと自問。
まだ伊坂作品半分位しか読んではいないけれども、今まで読ませて頂いた作品よりも敷居低く分かりやすく、登場人物ひとりひとり生き生きと描かれ、ミステリの要素もあり直ぐに夢中に。
日本のプロ野球を昔から愛している人ならば、
複合的な面白さを味わえる作品と思いました。
急きょ級友の応援をする為に授業を自習にしてもらい他都市の球場へ行ったことやご近所の元親小鷹を何組か思い出し、
イチロー選手は新記録達成したし楽天イーグルスに追い風吹いて、
もしかして…なんてことも。
装丁も何の変哲もない「トランプのキング」と思っていたら
バットとボールも浮き彫りになっていて好感持て、
最後のページまでわくわくドキドキしながら楽しみました。
伊坂幸太郎らしさも味わい、何度も笑顔になれたし
何よりも面白かったので満足。
(2009年8月・221P ・カバーデザイン/高柳雅人)
★★★★

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